1月は「いぬ」という通り、早いものでもう2月です。 少しずつ春に近付いているのかな、とは言え、、 一番底冷えする時期でもありますね。 でも、冬至を境に、少しずつ、少しずつ 日が長くなっているのを感じます。 5回シリーズでお送りしています「歩いちゃいました!東山!」 最終回の今回は、「歩いちゃいました!東山ぜいたくコース!」。 (参考:東山区役所発行「東山車いす観光散策マップ」) 海外からのお客様も「Oh!JAPAN!KYOTO!」と満足してくれる、 まさに「京都!!」というコースです。 「東山ぜいたくコース」是非、散策してみて下さい!
京都市東山区観光サイト 「歩いて楽しむ東山」 http://higashiyama-kanko.jp/
法観寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、そびえ立つ五重塔は通称「八坂の塔」と呼ばれ、東山の景観のシンボルとなっています。伝承によれば、五重塔は589年に聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより建立したとされていますが定かではなく、平安京遷都以前から存在した古い寺院であることは確かだそう。その後、焼失・再興を繰り返し、現在の五重塔は、永享12年(1440年)に足利義教の援助により再建されたものです。五重塔の高さは46mで、東寺、興福寺の五重塔に次ぐ高さで、中心の礎石は創建当初のものが残っておりそのまま使われています。八坂の塔は内部に入ることができるうえに、塔の2層目まで一般人が普段から拝観で登ることができる日本唯一の重要文化財指定の五重塔です。ただし、公開は不定期ですので、事前に電話等で確認する方が確実です。
高台寺の西側の道路、高台寺道として知られていましたが、電線地中化工事を終え、生まれ変わりました。道幅いっぱいに御影石を敷き詰めた石畳の道は、この地で19年の余生を送った秀吉の妻、北政所ねねにちなんで「ねねの道」と名付けられました。 北側の円山公園から祇園閣の角を曲がるとその両側にいくつもの寺院と、お洒落なお店が建ち並び、高台寺への上り口があります。あまり広い道ではありませんが、外国人観光客を含め、たくさんの観光客でいつもにぎやかです。最近は、着物姿の観光客をたくさん目にします。中国の方が多いようです。また、観光人力車のステーションもここねねの道にあります。 ねねの道を抜けて東へ行けば、坂本竜馬の墓がある維新の道。そのまま南へ向かえば、二年坂・産寧坂を経て、清水寺へと続きます。
1992年に、えびす屋は京都嵐山で初めて観光人力車を走らせたました。わずか3台からのスタートでした。現在では、京都東山、小樽、浅草、鎌倉、宮島、倉敷、関門、湯布院と全国の主要な観光地で人力車を走らせています。今では、総勢200名を超える俥夫・スタッフが観光地の最前線で日々働いており、生きた情報を常にキャッチしています。ガイドブックや情報サイトにも載らないような魅力を知り尽くした粋な俥夫たちが、軽快な走りとガイドで特別なひとときをお届けします。人力車でなければ知ることのできない場所・ストーリー・風景をお楽しみ下さい。 京都東山店では、一念坂(高台寺前)をステーションとして、スタンバイしています。その他、銀閣寺橋、平安神宮、八坂神社南門、茶碗坂上り口でもご乗車いただけます。ご予約もできます。
織田信長の子、信忠の菩提を弔うために、天正15年(1587年)、貞安を開山として、信忠が討たれた二条新御所跡(烏丸御池)に創建されました。大雲院という寺院名は、信忠の法名からつけられました。遠くからでも目を引く、祇園祭の鉾を模した祇園閣は、1928年(昭和3年)に建築された3階建ての建物で、大倉財閥の設立者である大倉喜八郎が別荘とし建てた別邸「真葛荘」の一部です。設計は伊東忠太。1997年(平成9年)、国の登録有形文化財に登録されました。 毎年3月中旬に行われている「京都・東山花灯路」では、祇園閣もライトアップされ、趣があります。通常は非公開ですが、今年は「京の夏の旅」に参加しますので、その期間は特別拝観していただけます。
長楽館は明治42年“煙草王”と呼ばれた実業家村井吉兵衛により国内外の賓客をもてなすための迎賓館として建築されました。設計者はアメリカ人のガーディナー。初代内閣総理大臣である伊藤博文が「長楽館」と命名しました。明治という時代を彩った人々をはじめ、国内外の要人をおもてなししました。 建築様式も様々で、外観はルネッサンス、内部はロココ、ネオ・クラシック、ステンドグラスや窓はアール・ヌーヴォー、それ以外にも、中国風の部屋、書院造りの和室もあります。昭和61年には建物のみならず、多くの家具調度品を含めて、京都市有形文化財の指定を受けました。 現在は、ホテル、レストラン、カフェ、ウエディングなどでご利用いただけます。また、ブティック(物販コーナー)だけのご利用も可能です。 --------------------------------------------------------------- 【ホテル長楽館】 東山の緑に囲まれたホテル長楽館は、街なかにいることさえ忘れさせる、静けさと樹の香りオーベルジュ。そぞろ歩いて心を遊ばせる、周辺回遊、公園回遊、館内回遊という三つの「回遊」という楽しみをご提供します。 【フレンチレストラン ル シェーヌ】 妥協のない素材選びと確かな料理法で生み出す本物の美食を追求したフレンチレストラン。植物文様のレリーフや豪華なシャンデリアなど重厚なしつらえもまた、食事時間を豊かで格調高いものに。 営業時間:11:30〜14:00(L.O.)、17:30〜20:00(L.O.) ランチ・コース:5,000円、8,000円(サービス料・税別) ディナー・コース:12,000円、15,000円、20,000円(サービス料・税別) 【イタリアンレストラン コーラル】 地元の食材を活かしたリーズナブルなイタリア料理が自慢です。テラスに面した大きな窓からはイタリアンガーデンを望め、明るく開放的な雰囲気のなか、寛ぎの時間と料理を愉しめます。普段の食事のほか、記念日やお祝い、ガーデンパーティーとさまざまな用途に使って美味しいひとときを満喫してください。 営業時間:11:30〜14:00(L.O.)、17:30〜20:00(L.O.) ランチ・コース:3,800円、5,000円(サービス料・税別) ディナー・コース:6,800円、9,000円、12,000円(サービス料・税別) ※アラカルトメニューもございます。 【デザートカフェ長楽館】 アフタヌーンティーはロココ様式の迎賓の間、円山公園を眺めながらのティータイムなら貴婦人の間など、シック、ロマンチック、ゴージャスなど8つの違った様式でつくられたお部屋から用途と好みで選んで楽しんでいただけます。ベーゼンドルファー(ピアノ)の生演奏と共に、お楽しみください。 ◆カフェ 営業時間:10:00〜20:30(L.O.) ピアノ演奏:12:30〜 13:30〜 14:30〜 15:30〜 18:10〜 19:30〜 ◆アフタヌーンティーセット 営業時間:12:00〜18:00(Close) アフタヌーンティーセット:お一人様 4,000円(税抜き) (スパークリングワイン or フレッシュジュース付) 【長楽館BOUTIQUE】 生菓子や焼き菓子をお持ち帰りいただける物販コーナーです。お勧めは、煙草王「村井吉兵衛」にちなんだ細長い煙草の形のお菓子「MURAI’S CAMELIA(ムライズ カメリア)」で、全4種類をご用意。1968年の喫茶営業開始時より愛され続けている長楽館ブレンド珈琲を入れたCAFE D’AMANDE(カフェ・ダマンド)、長楽館名物の冬限定ホットワインをジャムとシロップにしてコーティングしたVIN CHAUD-ROUGE(ヴァン・ショー・ルージュ)など、長楽館の世界を閉じ込めたスイーツをお楽しみいただけます。ご進物やご挨拶の手土産などにどうぞ。 ・MURAI’S CAMELIA(ムライズ カメリア)1,200円(税別)
知恩院の三門は、元和7年(1621年)、徳川二代将軍秀忠公の命を受け建立されました。平成14年には国宝に指定されました。高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦は約7万枚使われており、その構造・規模において、わが国現存の木造建築として最大級の二重門です。外に掲げられている「華頂山」の額は、大きさは畳二畳以上にもなります。 一般には、寺院の門を称して「山門」と書きますが、「三門」と言うのは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味しているからです。 上層部(楼上)内部は、仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置されているほか、天 井や柱、壁などには迦陵頻伽(かりょうびんが)や天女、飛龍が極彩色で描かれていて、荘厳な雰囲気を備えています。楼上内部は通常は非公開ですが、春季と秋季の特別公開の期間中にはご覧いただけます。