主祭神の崇徳天皇(すとくてんのう)は、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、当宮は古来より断ち物の祈願所として信仰されてきました。また、戦によって心ならずも寵妃阿波内侍(あわのないし)とお別れにならざるを得なかった崇徳上皇は、人々が御自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を絶切って下さいます。男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれて下さい。
縁切り縁結び碑(いし)は、高さ1.5メートル、幅3メートルの絵馬の形をした巨石で、中央の亀裂を通して神様のお力が円形の穴に注がれています。ご本殿にご参拝の後、「形代」(かたしろ)という身代わりのお札に切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書き、「形代」を持って願い事を念じながら碑の表から裏へ穴をくぐります。これでまず悪縁を切り、次に裏から表へくぐって良縁を結びます。そして最後に「形代」を碑に貼ります。
【11月の行事】
2016年11月10日(木)午前11時「秋季火焚祭」
願いが込められた護摩木を御本殿前庭において焚き上げ、祈願の成就をお祈りします。秋の収穫を感謝する祭り、また寒さが厳しくなりつつある中、大地を温めることで神様のお力を高め無事に冬を越せるよう祈る祭りとも伝えられています。
古来よりの慣わしにより紅白のお火焚饅頭とおこしがお供えされます。
---------------------------------------------------------------
参拝時間:終日ご参拝いただけます。
「縁切り・縁結び碑」でのご祈願も24時間可能です。
お守り、絵馬等の授与所は午前9時から午後5時30分まで。
場 所:安井金比羅宮…京都市東山区大和大路通り四条下る4丁目小松町146
≪お問い合わせ:安井金比羅宮≫
TEL:075-561-5556
URL:
http://www.yasui-konpiragu.or.jp/