電磁機器の大勢至菩薩
新世紀「大勢至菩薩」の宇宙が今開かれる。
今から約2,500年前、お釈迦様がご生存中にお諭しになった重要な教典の中で「阿弥陀さま・観音さま・勢至さま」と
お名前を挙げられた三尊を「阿弥陀三尊」と申し上げ、その基本的なお経の中に「浄土三部経」があります。
平素、皆様方も寺院や美術写真、駅のポスター等で、この三尊のお揃いのところをご覧になったことがあると思います。
まず中央は阿弥陀如来。皆様から見ますと、右は観世音菩薩、左を大勢至菩薩(従って仏様から申せば、ひだりかんのん・みぎせいし)
と申し上げます。
「諸菩薩中 最尊の両菩薩あり 常に阿弥陀如来の左右にありて 坐侍し正論す(大阿弥陀経)」と経典にもある通り、
最尊のおふたりとは、もちろん観世音菩薩と大勢至菩薩ですが、観世音菩薩は慈悲の観音さまとしてお一人の功徳であまりにも有名です。
しかし大勢至菩薩の場合、お一人の功徳としては、単独の仏像も少なく、ご存じの方さえ多くありません。
阿弥陀如来の脇侍として、最尊の菩薩であられながら、これは何故なのでしょうか?
経典を繰り返し拝読するうち、お釈迦様のお諭しに極めて謎めいた不可解な部分が、大勢至菩薩を表現されたところに集中しているように思えました。
さきほど申し上げました基本的な経典、浄土三部経の一つ「観無量寿経」の中に詳しく、大勢至菩薩は全身を「一つの毛孔ごとに十方無量の仏様たちのお持ちになる浄妙の光明」に包まれて、常に「清浄な智慧の光明・無辺光」を放射しておられ「行き給うところ 十方の世界一切震動」し、また「座し給う時 下方の国から上方の国まで七宝国土一時に動揺」し、その状態はまるで「五百億の宝華荘厳高く顕れ 極楽世界の如し」と説明しておられます。しかもこれに関わる者は全てを認識することができる。とまで言っていらっしゃいます。
けれども、広い地域での震動を伴う強烈な光といえば、2000年このかた地震・雷電・噴火・戦禍など、時代が遡るほど人々にとっては恐怖ばかりで、その菩薩を恐れることはあっても、信仰の対象とする事は少なかったでしょう。しかし現代の人々にとってこの表現はいかがでしょうか?
目から鱗が落ちるといいますが、経典の偉大な予言はおよそ2000年後の今、私たちに対して経文を読み返すようにお示しになっていたのです。
西暦1831年「ファラデーによる電磁反応の発見」や、後のマクスウェルによって電磁理論が定式化されてみれば、この経典にしたためられた大勢至菩薩の表現が「電磁波・光波・音波の波動」であり、ここで初めて、大勢至菩薩ご自身が偉大な「科学の守護仏」であられる事が理解できたのです。不思議な、すばらしい表現力を持った経文ではありませんか。
現代科学の電磁波は、まだまだ大勢至菩薩の「清浄な智慧の無辺光」には遠く及びません。現在の「人間の知恵の無辺光」は人の心にも、機器にも、制度にも、汚濁が忍び込みます。科学が進歩するたびに不安は膨張し、危機意識はいつも成功の裏に座を占めています。
新世紀、大勢至菩薩を信仰することによって、偉大な「智慧の光明」をいただき、「浄明な科学」が発展し続け、環境破壊や不測の事故災厄を防ぐことを、各ご家庭から始めねばなりません。漸く世紀は2000年を経て、まさに大勢至菩薩の単独仏信仰は急がれる所以がここにございます。
南無大勢至菩薩
●観無量寿経 抜粋
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